視点

2023.05.02

転換点

ここ数年、私は自分の人生観を根本から見直してきた。両親と姉の介護は、想像を絶する重荷だった。正直、何度も心が折れそうになった。

常識への疑問

社会の「常識」ってのは、時として残酷だ。「お客様は神様」なんて言葉、表面上は素晴らしく聞こえる。だが、その裏で誰かが無理を強いられてるはずだ。

例えば、牛丼屋で2000円払って美味しくなかったとする。普通なら文句を言いたくなる。でも、その店は富士山頂で営業してるような特殊な環境であったり、希少性があるのかもしれないのに、業界や顧客からの要求は、見えないプレッシャーを圧力をかけてくる。

相手がお客様だから、こちらが無理をしていることを伝えにくい。いや、事前に何度何度も、本当に執拗に何度も伝えているのに、お客様の「聞いていない」や、本当に理解していなかったら終わりだ。

プログラマーや中小企業だって同じ。表面上は順調そうに見えても、裏では誰かが必死に頑張っている。私自身、そんな状況をよく経験してきた。

でも、「頭を下げて遜らなければならない」なんて考え方は、もう古いんじゃないか?互いの立場を理解し合うことが、本当の意味でのサービス向上につながるんだと思う。

新たな視点

私は物事を多角的に見たい。表面的な判断じゃなく、その背景にある複雑な状況にも目を向けるように。これは決して、悪いサービスや不当な扱いを許容しろという意味じゃない。むしろ、お互いの立場を理解し合って、より良い関係を築いていくことが大切で、先につながるのだと考えている。

もっと公平で思いやりのある社会システムになればいいのに。

私は結局のところ傍観者だし、行動しない卑怯者かもしれない。しかし、常識に疑問を投げかけ、もっと深く考える勇気が必要だ。

表面的な判断じゃなく、その奥にある本質を見抜く目が必要だ。

虚像

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